TOYOTA CELICA GT-Four ST205

エンジンのオーバーホールをすることにしました。
トヨタ車でちょくちょくあるトラブルですが、冷却水が減るという症状です。
水漏れは無い状態でしたので、ラジエター内の炭化水素チェックをしたところ、排気ガスが混じっていることが確認されました。

これにより、原因は
1.ヘッドガスケットの抜け
2.シリンダーブロックの損傷(ひび割れ)
と考えられるので、オーバーホールすることになりました。

この車の状態は、走行距離約10万km、ブーストアップに吸・排気パーツの交換の一般によく見られる仕様です。

エンジンをばらして、ベッドチェックをしましたが異常がなかったので、加工に出したが、3番シリンダーに縦に3~4cmのクラックが見つかり、シリンダーブロックを交換することになりました。

SW20 5型のブロックで、走行距離は約5万kmです。

オーバーホール、使用パーツはクォリティの高いパーツを使いオーバーホールしました。 タービンはノーマルのオーバーホール、回転部分、及び各部の重量バランスを取り、精密オーバーホールしました。
圧縮に関しては、当時は低めが多かったですが、今では良いパーツを使って組み上げることにより、やや高めに設定してあります。
バルブシートカットはレーザークラット処理(特殊熱処理)で材質硬化させてありますので、0.2㎜程度のカットならOKということで、専門の業者に依頼しました。